トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2018年7月18日(水)
9:40-10:25/10:45-11:30/11:35-12:20
出演 浜まゆみ(マリンバ)、クリス・フロー(マリンバ、パーカッション)
概要 実施会場:中央区立佃島小学校 クラブハウス
対象者:小学4年生3クラス
人数:98名(1組32名/2組33名/3組33名)
助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

プロフィール

浜まゆみ(マリンバ)  Mayumi Hama, marimba
桐朋学園大学音楽学部演奏学科打楽器科マリンバ専攻を首席で卒業。同大学研究科修了後、アメリカミシガン大学打楽器科大学院留学。1999年、第2回世界マリンバコンクール第2位。これまでに東京交響楽団との共演、Percussive Arts Society コンベンション(テキサス、米国)“Time for Marimba”にて招聘演奏・パネリストとして出席。The University of California Davis(米国)、チアパス州立芸術科学大学(メキシコ)、The University of Michigan(米国)、California State University, Fresno(米国)、Denison University(米国)にて演奏・マスタークラスを行う。第1回ラテンアメリカマリンバコンクールにて審査委員を務める。国内外で演奏活動を行なう傍らでトークを交えながら幅広い層に親しめるサロンコンサートも行なっている。
クリス・フロー(パーカッション)  Christopher Froh, percussion
サンフランシスコ・コンテンポラリー・ミュージック・プレイヤーズ、 エンピリアン・アンサンブル、 ルートストック・パーカッション、サンフランシスコ・チェンバー・オーケストラのメンバーとして、これまでに15ケ国の作曲家による100以上もの室内楽とソロ曲を初演している。また、カーネギーホールにてサンフランシスコ交響楽団との共演、ステム・グローブ・フェスティバルにてバリ島の芸能グループ「Gamelan Sekar Jaya」との共演、アメリカ映画制作会社「スカイウォーカーランチ」でのビデオゲームのレコーディング等、幅広い活動を行っている。CDも多数リリース。これまでに、北京現代音楽祭、Nuovi Spazi Musicali、 Music@Menloにソリストとして招聘されるなど、日本、中国、トルコ、ヨーロッパ、アメリカ等でフェスティバルやリサイタルに多数出演。ミシガン大学、イーストマン音楽学校、桐朋学園大学で学び、桐朋学園大学では、マリンバのパイオニアである安倍圭子氏に師事。現在はカリフォルニア大学デイビス校とカリフォルニア州立大学サクラメント校にて打楽器と室内楽を指導している。

レポート

【プログラム】

♪アフリカン・ブルース/W.ロッゲンカンプ作曲
♪熊蜂の飛行/リムスキー=コルサコフ作曲(M. レス編曲)
♪リズム・ダンス/B.ウィッティバー作曲
♪クラッピング・ミュージック/S.ライヒ作曲
♪レッツ・プレイ・サンバ!
♪剣の舞/A. ハチャトゥリアン


【レポート】

2018年7月18日、佃島小学校にて「4年生はじめてのクラシック」アウトリーチが行われました。今回来てくださったのは浜まゆみ(マリンバ)さんとクリス・フロー(マリンバ、パーカション)さん。なんと、クリスさんはアメリカからはるばる来てくださっています!

子供たちの前にはすでに並べられた様々な楽器が。マリンバ、ドラムセット、それから見たことないような楽器も…子供たちは少し緊張気味に、ドキドキワクワクの眼差しで待っています。

ポン… コココン
ポポン コ コココココン シャリン…

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遠くの方から太鼓と鈴の音が聞こえて来ました。みると、それぞれ手に別の種類の太鼓と、足に鈴をつけたお二人が、まるで楽器で会話をしているかのように呼応しながら登場して来ました。わあっ、なんだなんだ!?と興味をそそられている子供たちの方へだんだんと近より、そしてその勢いを増しながら、子供たちの間をぐるぐるとまわります。そして浜さんがマリンバの方へ、クリスさんが正面へとくると、一曲目「アフリカン・ブルース」の演奏が始まりました。思わず身体が動き出してしまうようなリズムに、子供たちの緊張もほぐれ、いい表情を浮かべています。途中に挟まれたクリスさんが子供たちとのリズムの真似っこ遊びに、子供たちは夢中になって挑戦していました。

二曲目のマリンバ連弾「熊蜂の飛行」では、ちょっと面白い工夫がありました。横にされていたマリンバを、縦にして演奏してくださったのです。浜さんとクリスさんが前後に移動する様子がよく見え、また音の迫力も一層増してきこえてきます。まるで熊蜂のように素早く移動するお二人の様子に、思わず歓声をあげてしまいます。
続く曲では、クリスさんが持ってきてくださった世界の様々な打楽器を使った曲や、演奏と一緒に手拍子で参加したりなど、楽しいプログラムでどんどん盛り上がります。

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そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、ついに最後の曲「剣の舞」になってしまいました。最後は子供たちを楽器の周りに集め、普段では経験できないほど至近距離からお二人の演奏をききました。子供たちは、迫力ある力強い演奏を食い入るように見つめ、またその音色の違いも一音足りともききのがさまいと前のめりになって聞いていました。

みんな、一緒にアンサンブルで音楽を作るときは、「相手はいま何がしたいのかな」と考えながら音楽を楽しんでね!という浜さんのメッセージを最後に、素晴らしいパフォーマンスは幕を閉じました。

帰り際も、興奮まださめやらぬのか、体を動かしたり手でリズムを叩いたりなど、充実した表情でみんな帰って行きます。音楽はこんなにも表情豊かで楽しいんだ!そんな思いを与えてくださって、素敵なアウトリーチでした。

(サポーター三品真央 観察レポートより)