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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

新実徳英 ©近藤篤

東京混声合唱団

東混創立60周年記念連続定期演奏会No.1
林光メモリアル 東混・八月のまつり37

「東混 八月のまつり」は1980年より作曲家の林光さんを指揮に迎え、氏の作品『原爆小景』を歌い継ぐコンサートとしてスタートし、林さん亡き後も「林光メモリアル」として開催を継続しております。今年は指揮に大谷研二さんを迎え、『原爆小景』と、今年生誕120年の宮沢賢治の詩に作曲した林さんの作品に加え、新実徳英さんが広島原爆を扱って書いた作品「祈りの虹」を演奏いたします。新実さんよりメッセージが届きました。

1980年より故・林光作『原爆小景』を歌い継ぐ
林光メモリアル 東混八月のまつり37

<祈りの虹>について

...選ばれた3篇の詩は、いずれも第2次大戦とその結末となった原爆投下を経て書かれたものである。人間世界に絶望し怒り、また消え行かんとする自分の命を見つめつつこれらの詩が書かれた。詩人たちの強靭な精神、慈愛と汚れない祈りの心が私の作曲を見守ってくれた。...私たち人類の智は、果たして地球を何十回も滅ぼすことのできるほどの核兵器保有量を減らし、やがて零にすることができるのだろうか。...(出版譜序文より)

このように記してから30年の歳月が過ぎた。残念ながら事態はご存知の通りである。東混の貴重な「八月のまつり」の持続、その場でこの曲を演奏してくださるのを心よりうれしく、また意義深いことと思います。(新実徳英)



37年目の「東混 八月のまつり」。今年も祈りの場"第一生命ホール"で開催いたします。


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