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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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アーティスト・インタビュー

©山野雄大

金子三勇士

雄大と行く昼の音楽さんぽ 第6回
金子三勇士 バルトーク!ピアノの魔法を解き明かす!

お昼どき、素敵な演奏とトークでお届けする愉しい90分…「雄大と行く 昼の音楽さんぽ」第6回は〈夏休みスペシャル〉、ふだん平日のお昼では行けなくて残念!という方もお越しいただけるチャンスに、人気ピアニスト、金子三勇士さんが登場です。金子さんお得意のバルトーク〈ピアノ・ソナタ〉、この難曲をお話と演奏でわかりやすく解き明かしてくださる特別編です!

人気ピアニスト、金子三勇士が解き明かすバルトークの魅力

金子:バルトークという作曲家に「むずかしい」という先入観をお持ちの方も多いのは仕方ないことですが、彼の作品を階段にたとえると、重く複雑な大作は登った一番先。最初からそこに行くとびっくりしてしまうのは当たり前です。一歩一歩発見を重ねていきながら、バルトークの世界観を理解していけば、いきなり当たるのと全然違ってくるはずなんです。

そこで今回は、パワフルで濃厚多彩な傑作〈ピアノ・ソナタ〉の魅力へ向けて、初めてのかたにもわかりやすく階段を登ってゆきます。

金子:バルトークが影響を受けた曲もいろいろ演奏します。バッハを弾いたら、バルトークがバッハに捧げた曲を弾き...あるいはリスト《ラ・カンパネラ》に聞こえる鐘の音と、バルトーク《豚飼いの踊り》に聞こえるバグパイプの音を比べながら「音のイメージから風景が見えてくる」その共通点と違いをみてみたり。

さまざまなアプローチの先に開かれる〈ピアノ・ソナタ〉の世界。金子さんの演奏と解説でその魅力がぐっと目覚ましくわかるはず。これはぜひご体験を!
[聞き手・文:山野雄大(音楽ライター)]




バルトークってどんな人? 

バルトークはハンガリー出身の作曲家。ハンガリー民謡を集めて研究し、自身の作曲に活かしたことで有名です。ピアニストでもあり、今回金子さんが演奏する《ミクロコスモス》《子供のために》といったピアノ教材も残してくれました。6歳の頃からハンガリーで生活し、小さな頃からバルトークを弾きながら育ってきたという、自他ともに認めるバルトーク・マニアの金子三勇士さんならではのプログラム・演奏にご期待ください!