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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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公演情報

音楽のある週末
[10周年の10days]
Masanori Hotta
[10周年の10days]

第8回
白井光子&ハルトムート・ヘル リート・デュオ

「歌と伴奏」という概念を超えた室内楽としてのリートデュオの確立に力を注ぎ、世界的な評価が高い白井光子とハルトムート・ヘル。ギラン・バレー症候群を克服しカムバックした白井光子は「ドイツリートに新しい次元をもらたした稀有な芸術家」としてドイツ連邦共和国功労十字綬章を受賞。
ホール10周年に寄せて 「花」について歌ったリートを集めてつくった「音楽の花束」に、「希望」を添えてお届けするプログラム。

基本情報

日時 2011年11月5日(土) 14:00開演
会場 第一生命ホール
[座席図:第一生命ホール ウェブサイト
出演 白井光子(メゾソプラノ) ハルトムート・ヘル(ピアノ)
曲目 ベートーヴェン:希望に寄す(詩:ティートゲ)
A.スカルラッティ:すみれ
シューベルト:ばら(詩:シュレーゲル)
レーヴェ:献身の花(詩:リュッケルト)
リスト:花と香り(詩:ヘッベル)
ウェーベルン:花のあいさつ(詩:ゲーテ)
シューベルト:希望(詩:シラー)
シューマン:待雪草(詩:リュッケルト)
        においすみれ(詩:シャミッソー)
        新緑(詩:ケルナー)
        ジャスミンの茂み(詩:リュッケルト)
        私のばら(詩:レーナウ)
ベートーヴェン:希望に寄す(詩:ティートゲ)
ヴォルフ:希望の復活(詩:メーリケ)
      クリスマス・ローズにI:森の娘(詩:メーリケ)/
      クリスマス・ローズにII:冬の大地は眠り(詩:メーリケ)
      花でわたしを覆って(詩:ガイベル)
      めぐり来る春(詩:ゲーテ)
ミヨー:花のカタログ(詩:ドーデ)
R.シュトラウス:サフラン(詩:ギルム)
          赤いばら(詩:シュティーラー)
          矢車菊(詩:ダーン)
          きづた(詩:ダーン)
          ゲオルギーネ(ダリア)(詩:ギルム)
レーガー:希望に寄す(詩:ヘルダーリン)

曲目に変更が生じました。新しい曲目は下記サイトをご参照ください。(2011年11月4日現在)
東京アーティスツ
「白井光子&ハルトムート・ヘル2011年公演」のプログラムについてのお知らせ


<アンコール>
シューマン:はすの花
        ばらよ、ばらよ
ヴォルフ:希望の復活
中国地方の子守歌
ウェーベルン:似たものどうし
ヴォルフ:似たものどうし
ウェーベルン:花のあいさつ
(2011年11月7日訂正)
チケット

S¥6,000 A¥5,000 B¥3,500 ヤング¥1,500(小学生以上25歳以下)
セット券S¥10,000(第8・9回)

一般発売:2011年6月30日(木)発売予定(発売初日のみ10:00~受付開始)

【チケットお取扱】
トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク TEL03-3532-5702
チケットぴあ TEL0570-02-9999(Pコード138-616)(S・A・B席のみ取り扱い)
東京文化会館チケットサービス TEL03-5685-0650(10:00-19:00/休館日を除く)(S・A・B席のみ取り扱い)

※全席指定/税込み
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※セット券は「第9回 ジャック・ズーン&今井信子&吉野直子 フルート&ヴィオラ&ハープ・トリオ」(12月11日)とのセットです。

【マスタークラスのご案内】
来日中にマスタークラスも行います。
「白井光子&ハルトムート・ヘル ドイツ・リート マスタークラス」
日時:11月10日(木)16:00~ 
会場:白寿ホール
詳細はこちらをご覧下さい

プロフィール

白井 光子  Shirai Mitsuko  (メゾソプラノ)
長野県に生まれ、シュトゥットガルト音楽大学で学ぶ。1972年、ハルトムート・ヘルと”リートデュオ”を結成。以後、1973年フーゴ・ヴォルフ歌曲コンクール、1974年ロベルト・シューマン・コンクールをはじめ、数多くのコンクールで優勝、国際的リート歌手として活躍。 1982年シューマンの生地ツヴィカウ市よりシューマン賞を受賞。室内楽、宗教曲、管弦楽曲のソリストとして世界有数のオーケストラ、演奏家との共演も多い。
また、カールスルーエ音楽大学で教える傍ら、世界各国のコンクール、マスタークラスの招待を受け参加していたが、ギラン・バレー症候群からのカムバック後、母国での後進の指導にもいっそう熱心に取り組んでいる。現在、国立音楽大学招聘教授、大阪音楽大学客員教授。
日独両国にその長年にわたる功績を認められており、「ひとつの場にとどまることなく、つねに前進を続ける芸術家としての資質を強く印象づけた。」(文化庁贈賞理由より抜粋)として、2005年度第56回芸術選奨文部科学大臣賞、2008年に紫綬褒章、そして2010年2月にはドイツ連邦共和国功労十字小綬章を受章している。
Masanori Hotta
ハルトムート・ヘル  Hartmut Hoell  (ピアノ)
シュトウットガルト、ミュンヘン、ミラノで学ぶ。白井光子との"リート・デュオ"はもとより、1982年から、フィッシャー=ディースカウの伴奏者として、各地の音楽祭に出演、日本公演でも伴奏を務めた。室内楽では、タベア・ツィマーマン、エドウアルト・ブルンナー、ザビーネ・マイヤーらと協演、CD録音では、白井光子のほか、ディースカウ、メニューイン、シフ、ツィマーマン等との協演が挙げられる。文学に造詣が深く、独自のアプローチによるリート研究への貢献は大きい。
2007年よりカールスルーエ音楽大学学長に就任、リートのみならず音楽教育にますます熱心に取り組んでいる。また、内外での意欲的なプログラムによるコンサートを企画、主宰するほか、数多くのコンサートへの出演も続けている。
Masanori Hotta

音も花束に「希望」を添えて… 白井光子&ハルトムート・ヘルからのメッセージ

今回のプログラムは、第一生命ホールの「お誕生日」にあわせて、「花」について歌っているリートを集めて、音楽の花束をつくろうと考えていました。
花がみせる表情や、それに託すひとの気持ちなど、花に寄せる詩はいろいろとあり、さまざまな作曲家が曲をつけています。それらを組み合わせ、ちょうどブーケの全体像が出来上がりつつあった頃に、東日本大震災のニュースが飛び込んできました。海を隔ててニュースを聞きながら、日本のことを毎日考える日々の中で、今回日本に持って行くプログラムでは「希望」や「故郷」についても歌いたい、という気持ちになりました。
自然は時に大きな脅威でもありますが、今回のプログラムにも歌われているように、自然がひとの心をいやしてくれることもたくさんあるように思います。
音の花束に「希望」を添えて、みなさまにお届け出来ればと考えています。

白井光子&ハルトムート・ヘル