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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2022年6月24日(金)
9:15~9:45/10:00~10:20/10:40~11:10
出演 ミモザ弦楽四重奏団
【前田奈緒/高橋渚(ヴァイオリン)高橋梓(ヴィオラ)印田陽介(チェロ)】

概要 対象者:年少・年中・年長
人数:72名

文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】
♪モーツァルト(ミモザ弦楽四重奏団編):きらきら星変奏曲より
♪下総皖一:たなばたさま
♪シュルホフ:弦楽四重奏曲第1番より第1楽章
♪ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2番より第4楽章(年中・年長クラスのみ)
♪日本橋幼稚園園歌


【レポート】

毎年「たなばた」の時期に実施をしている日本橋幼稚園に、ミモザ弦楽四重奏団と音楽をお届けに行ってきました☆モーツァルトの『きらきら星変奏曲』はミモザ弦楽四重奏団が幼稚園の子どもたちのために編曲しました。途中でマーチ風になったり、ジャズ風になったりとこれから何が始まるのだろう?とワクワクドキドキするようなこの音楽からスタート!IMG_6759.JPG  『たなばたさま』の曲では、音楽を家造りに見立てて、土台はチェロ、柱はヴィオラ、第2ヴァイオリンが家具など飾りつけをしたら、「さぁいったい誰が住むお家でしょうか?」と第1ヴァイオリンの演奏するたなばたさまのメロディーが聴こえてきました。子どもたちにも音に合わせて手を動かしてもらい一緒に音楽のおうちを建てました。IMG_6639.jpg  シュルホフの『弦楽四重奏曲第1番より第1楽章』はリズムや音の重なりがとても面白い曲で、食い入るように演奏を見ながら聴き入る子や、手を指揮者のように動かしながら聴く子、足で自然とリズムを取りながら聴く子などそれぞれに音楽を楽しんでいる様子でした。演奏が終わった後は「かっこよかった」「きびしい音だった」「警察みたい」「たのしかった」といろいろな声が聞こえてきました。IMG_6725.jpg  年中クラス・年長クラスはベートーヴェンの『弦楽四重奏曲第2番より第4楽章』も演奏しました。4人が楽器で挨拶やおしゃべりをしているよ、という話をしてから演奏を始めると、子どもたちも「あっ!いまヴァイオリンがお話しした、あっ!次はチェロ?」というように、あちこち見ながら聴いている様子が分かりました。  最後に、日本橋幼稚園の園歌を聴いてもらい今年のコンサートは終わりました。子どもたちが未知の音楽と出会った時の反応には、演奏者やスタッフも新たな気づきが多く、とても楽しいひとときでした!

(トリトンアーツ スタッフ)

プロフィール

前田奈緒(第1ヴァイオリン)  
 英国王立音楽院ジュニアアカデミー、東京芸術大学附属音楽高校を経て同大学卒業。全日本学生音楽コンクール第1位、日本音楽コンクールファイナリスト。リゾナーレ室内楽セミナー奨励賞等受賞。サントリーホール室内楽アカデミー、文化庁新進芸術家海外派遣制度による英国留学など研鑽を積む。現在芸大フィルハーモニア管弦楽団第一ヴァイオリン奏者。
高橋 渚(第2ヴァイオリン)  
 桐朋学園高等学校音楽科、ドイツ国立ベルリン芸術大学を経て同大学ディプロム課程及びソリストマスター課程修了。ドイツベルリンオペラアカデミーで研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール入賞、ドバイ・ヤングヴィルトーゾコンクール第3位、国際ヒンデミットコンクール第3位等受賞。
高橋 梓(ヴィオラ)  
 東京芸術大学附属音楽高校、同大学を経て同大学院音楽研究科修士課程修了。サントリーホール室内楽アカデミー第1・2期で研鑽を積む。ドイツ・クヮッケンブリュック国際芸術コンクール第1位、日本演奏家コンクール第1位及び芸術賞、ボルドー国際弦楽四重奏コンクール特別賞等受賞。NHK-FM名曲リサイタル、新進演奏会育成プロジェクトリサイタルシリーズ等出演。
(C)篠原栄治
印田陽介(チェロ)  
 東京芸術大学附属音楽高校、同大学卒業後チェコ・プラハ音楽院に学ぶ。認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク主催のアウトリーチセミナーで研鑽を積む。オーケストラとの協奏曲などソリストとして活動するほか、ヴァイオリニストの姉印田千裕とのデュオ、尺八やバンドネオンを含む六重奏団「直会」各種室内楽、オーケストラなど幅広い活動を展開する。