活動動画 公開中!

トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
Menu

レポート

アウトリーチ

4年生はじめてのクラシック
 浜まゆみ&金丸寛(マリンバ)
 
中央区立常盤小学校 

基本情報

日時 中央区立常盤小学校
2022年1月24日(月) 10:40~11:25/11:35~12:20
出演 浜まゆみ/金丸寛(マリンバ)
概要 中央区立常盤小学校 対象者:4年生 人数:48名

助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業) 
    独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】

♪D.カバレフスキー:道化師のギャロップ 
♪W.ロッゲンカンプ:アフリカン ブルース
♪リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
♪L.アンダーソン:アンダーソンメドレー
♪M.ラヴェル:ボレロ


【レポート】

 教室に大きなマリンバが2台並んでいる所へ、浜まゆみさん、金丸寛さんが登場。最初の曲「道化師のギャロップ」 では、お二人が目の回るような速さで、いくつものマレットを自在に操る様子に、みんな驚きを隠せません。●IMG_4208.JPG  マリンバの楽器紹介に続き、「アフリカン ブルース」では、マリンバの演奏をしながら、足首につけた鈴でリズムも一緒に刻みます。移動する時には足元の鈴が鳴ってしまわないように気を付けているというお話もあり、子どもたちは身を乗り出し、息をするのも忘れているのでは?と思うような集中力で、奏者お二人の様子を観察していました。●IMG_4271.JPG  蜂が飛び回るように、お二人がぐるぐると回りながら演奏する「熊蜂の飛行」では、子どもたちも想像を膨らませながら聴いたり、アンダーソン作品のメドレーでは手拍子で参加したり、マリンバの音が響く仕組みを体験したりと、マリンバの魅力を耳だけでなく、目や心や体全体で次々と体験。 そして最後の曲、ラヴェル作曲「ボレロ」では、浜さんが1曲の中でマレットを何種類も持ち替え、使うマレットによって音色が変わり繰り返されるフレーズが変化していく様を、子どもたちは真剣に見つめながら聴いていました。●IMG_4275.JPGアウトリーチの冒頭、浜さんが、「浜さんは5歳から、金丸さんは8歳からマリンバをずっとやっているが、今でもマリンバを弾くのが楽しくて仕方ないので、その楽しさや魅力が伝わると嬉しい」とお話されていましたが、お二人がマリンバを大好きで楽しんで演奏している様子に、子どもたちもあっと言う間に惹きこまれ、時間が経つのを忘れるような楽しい一時でした。 終了後、子どもたちは「(45分の授業が)体感は10分だった!」「この授業が始まる前に戻って、何度も聴きたい!」などなど、興奮気味に感想を言い合いながら、音楽室を後にしていました。
                   (トリトンアーツスタッフ 観察レポートより)

【子どもたちのアンケートより】
●マリンバを触らせてもらった時、こんなに震えるんだ!と驚きました。
●マリンバをマレット4本で演奏したり、細かく丁寧に弾いていたりして、すごいと思いました。
●知っている曲や知らない曲、どちらも曲の中に入り込んだみたいでした。一つの楽器でこんなに惹きこまれると思ってもいなかったので、すごいなと思いました。マレットが変わっただけで、音の響きが変わることも驚きました。

プロフィール

浜まゆみ(マリンバ)  
桐朋学園大学打楽器科マリンバ専攻を首席で卒業。同大学研究科を修了した後、アメリカミシガン大学打楽器科大学院へ留学しました。
1999 年、第 2 回世界マリンバコンクール第 2 位。国際打楽器芸術協会(米国)、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンにて演奏など、コン
サートやアウトリーチなどを幅広く行なっています。
前田啓太(打楽器)  Maeda Keita, percussion
桐朋学園大学卒業。
これまでマリンバアンサンブル「CADENDIA」、また「Marimba Ensemble Japan」のメンバーとして、マリンバの先駆者である安倍圭子氏と世界各地のコンサート、音楽祭等にて共演。
2011年4月に大熊理津子氏とマリンバデュオCD「Gold'n Bear」をリリース。
マリンバ・打楽器奏者としてソロ、デュオ、室内楽、管弦楽など国内外にて幅広く活動している。