活動動画 公開中!

トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
Menu

レポート

基本情報

日時 2021年11月17日(水)16:30~17:15
出演 住谷美帆/都築惇(サクソフォン)
概要 実施会場:東京都立晴海総合高校 国際関係実習室
対象者:吹奏楽部員ほか希望者
人数:37名
助成等:文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
    独立行政法人日本芸術文化振興会

レポート

【プログラム】

♪アイルランド民謡 : ザ・ゴールデン・ジュビリー
♪J-M.ルクレール(J-M.ロンデックス編) : 2本のサクソフォンのためのソナタ ニ長調
♪コッククロフト : スラップ・ミー
♪ヒンデミット : 2本のアルトサクソフォンのための演奏会用小品
♪モーツァルト : きらきら星変奏曲より


【レポート】 

 まずはテンポの良いアイルランド民謡で注目を集め、輝くような音色の2つのサクソフォンが掛け合う様に魅了されました。
 コッククロフト「スラップ・ミー」という曲では、「スラップタンギング」「微分音」「循環呼吸」など特殊奏法についての説明もあり、日頃から吹奏楽部で楽器と向き合っている高校生たちは、ぐっと惹きこまれ真剣に聞いているように感じました。
 演奏の合間に、高校生から「サクソフォンという楽器を選んだ理由」や「リードの育て方」などの質問が出て、お二人は笑いを交えながら等身大の人柄が伝わるようなお話で答え、和やかな親しい雰囲気に包まれました。
 最後の曲、モーツァルト「きらきら星変奏曲より」では、デュオの息の合った演奏が見事で、会場全体が聴き入っていました。

IMG_1835.jpg

トリトンアーツサポーター 観察レポートより

プロフィール

住谷美帆(サクソフォン)  
1995年茨城県水戸市出身。2018年東京藝術大学首席卒業。2018年7月スロヴェニアで行われた第9回国際サクソフォンコンクールにて女性初の優勝者となる。第6回秋吉台音楽コンクール第1位、総合グランプリ(山口県知事賞)受賞。第34回日本管打楽器コンクール第2位他、多数受賞。2016年N響ツアー「展覧会の絵」のサクソフォンソロパートに抜擢され、その美音と音楽性が注目を集めた。須川展也、鶴飼奈民氏等に師事。メディアにも出演し今注目の若手サクソフォン奏者。2018年アルバム「プロムナード」(キングレコード)でCDデビュー。

都築惇(サクソフォン)  
高知県出身。2016年東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。これまでに第20回日本クラシック音楽コンクール最高位、第13回日本サクソフォーン協会主催ジュニアサクソフォーンコンクール第2位、下八川圭祐記念・第37回高知音楽コンクール第1位、第6回秋吉台音楽コンクールサクソフォーン部門第2位、第34回日本管打楽器コンクール第4位、等受賞。2018年度より武蔵野音楽学園大学非常勤講師として後進の指導にあたる。《The Rev Saxophone Quartet》《ぱんだウインドオーケストラ》テナーサクソフォン奏者。