今日は、晴海幼稚園の子ども達を対象としたアウトリーチ活動を実施しました。年長組の子ども達には30分、年少・年中組の子ども達に対しては25分のプログラムを行い、園歌や馴染みの歌を含めたプログラムに、子ども達は終始楽しげでした。
両方のプログラムとも、始めに1曲はさんだ後、楽器紹介が行われました。ヴァイオリン紹介で子ども達は、弦に使われている馬の毛について「馬の毛?」「牛の毛?」など一生懸命に考えていました。ヴィオラ紹介時には、楽器の名前について「ギター!」という声があちこちで上がり、こちらが子ども達の感受性に驚きました。
「ワルツィング・キャット」(アンダーソン)の演奏でも、子ども達の感受性の豊かさを見て取ることができました。子ども達の中には、ネコの鳴き声「ニャーオ」を表現したヴァイオリンの音について、「ゾウ?」「パオーン」と言う子も多く、確かにゾウの鳴き声のようにも聞こえました。また最後の、ネコが逃げる場面の前には、山口さんの「ワンワンワン!」というイヌを模した声に会場から笑い声が起こっていました。
さらに、園児が演奏に合わせて歌を歌うという場面もありました。園歌の他、年長組は「ぼくらはみらいのたんけんたい」という曲を、年少・年中組は「たべものれっしゃ」という曲を歌いました。手や腕、足などでリズムを取り元気良く歌っていました。ブレスの際に、肩や頭が動いており一生懸命歌っている様子で、普段とは違う伴奏もあってか、歌った後は満足げで、嬉しそうにしていました。
プログラムの最後に演奏者から、今回に限らず、音楽を聴いたりコンサートに行ったりしてほしいというメッセージがありました。これほど強い感受性を持っている子ども達だからこそ、このアウトリーチを、一層音楽に触れる機会につなげて欲しいと強く思いました。
(インターン 佃 優希)