活動動画 公開中!

トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
Menu

レポート

晴海トリトンスクエア・グランドロビーコンサート
2012年度グランドロビーコンサートの模様

春のひながに

晴海トリトンスクエア内2階グランドロビーにて開催する無料コンサート。平日のランチタイムに音楽による憩いのひと時をお届けします。

基本情報

日時 2014年3月7日(金)12:20~13:00
出演 出演: イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
概要 20140307グランドロビーコンサート会場:晴海トリトンスクエア2階 グランドロビー

入場無料・予約不要

【プログラム】
J.S.バッハ:
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
ショパン:
 ノクターン第20番 嬰ハ短調(遺作)
 幻想即興曲 嬰ハ短調Op. 66
 ワルツ第6番 変ニ長調Op.64-1「小犬のワルツ」
 ワルツ第7番 嬰ハ短調Op.64-2
 ノクターン第2番 変ホ長調 Op.9-2
 バラード 第3番 変イ長調 Op.47
※曲目、曲順は変更となる場合がございます。ご了承ください。

【お問い合わせ】
 トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク
 TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00)

【協賛】晴海トリトンスクエア
【後援】中央区社会福祉協議会

レポート

 今回のコンサート「春のひながに」は、イリーナ・メジューエワさんのピアノ・ソロでした。
バッハのイタリア協奏曲から始まり、映画「戦場のピアニスト」で主人公が演奏したショパンのノクターン、次に幻想即興曲、ワルツ、そしてフィギュア・スケーターの浅田真央選手使用のノクターン、さらにバラードと、どなたにも聴き覚えのある曲を演奏してくださいました。流暢な日本語での曲目紹介もありました。
会場に用意された席は開演前にほぼ満席、その後もたくさんのオフィスワーカーの方々が足を止めて聴き入っていらっしゃいました。
メジューエワさんの素敵な笑顔、お人柄をあらわすような真摯で誠実な演奏にすっかり惹きこまれ、あっという間の40分間でした。

【レポート/TANサポーターH.S.】

プロフィール

イリーナ・メジューエワ  Irina Mejoueva(ピアノ)
ロシアのゴーリキー(現ニジニー・ノヴゴロド)生まれ。5歳よりピアノを始め、モスクワのグネーシン特別音楽学校とグネーシン音楽大学(現ロシア音楽アカデミー)でウラジーミル・トロップ教授に師事。1992年ロッテルダム(オランダ)で開催された第4回エドゥアルド・フリプセ国際コンクールでの優勝をきっかけに、オランダ、ドイツ、フランスなどで公演を行う。1997年からは日本を本拠地として活動を始め、東京文化会館小ホール、紀尾井ホール、トッパンホール、浜離宮朝日ホール、ハクジュホールなどでリサイタルを開催。
バロック、古典派から近・現代にいたる作品まで幅広いレパートリーを手がけるが、近年再評価の進むロシアの作曲家ニコライ・メトネルの作品紹介にも力を入れており、2001年にはメトネル没後50年を記念したシリーズ「忘れられた調べ」(東京、ムジカーサ)でその主要作品を4夜にわたって取り上げ注目を集めた。
2002年、スタインウェイ・ジャパン株式会社によるコンサートツアーを行う。2003年、サンクトペテルブルク放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして登場したほか、2004年および2006年にカルテット・イタリアーノと室内楽を共演。2005/06年のシーズンにはザ・シンフォニーホール(大阪)で4回にわたるリサイタル・シリーズを開催、2006年からは毎年京都でリサイタルを行うなど、精力的な演奏活動を展開している。
これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、ゴーリキー・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・シンフォニーオーケストラ、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、大阪交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団、テレマン室内管弦楽団、九州交響楽団、山形交響楽団、高雄市交響楽団(台湾)などと共演。
CD録音にも積極的で、デンオン(コロムビア)や若林工房などから多数のアルバムをリリース。2007年から2009年にかけて録音した「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集」(5巻、10CD)は、全巻が「レコード芸術特選盤」に選ばれるなど高い評価を獲得した。2010年リリースの「ショパン:ノクターン全集」は同年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。
2006年度青山音楽賞受賞。
2012年4月からは京都市立芸術大学で後進の指導にあたっている。
©奥村和泰