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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

基本情報

日時 2013年12月17日(火)10:45~11:30
出演 TANBRASS
[亀山真司/松木亜希(トランペット) 髙橋 朋子(ホルン) 佐々木匡史 (トロンボーン)
仁藤雄貴(テューバ) 五田詩朗(打楽器)]
概要 実施会場:城東小学校
対象者: 4・5年生
人数:  4年生12名、5年生13名(計25名)
助成/後援:中央区文化・国際交流振興協会
      平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

レポート

 今回は4,5年生という、複数学年を対象としたプログラムでした。この小学校では4年生の12月から全員がブラスバンドに入るという方針を取っており、TANBRASSのみなさんは、これから金管楽器を始める4年生、今まさにブラスバンドに取り組んでいる5年生の前で、アウトリーチを行うこととなります。

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 はじめの曲は「ラ・ペリ」のファンファーレ。金管と打楽器の音が音楽室全体を包み込みます。
 アンダーソンの「プロムナード」、ヘンデルの「水上の音楽」を演奏した後、各パートの紹介。この小学校の子どもたちにとって金管や打楽器は身近な楽器でありつつも、奏者のみなさんの親しみやすいお話、奏者たちの技術に子どもたちの目がとても輝いていました。

 次に、ジャズナンバーである「スイングしなけりゃ意味ないね」を演奏。今までの曲とはまた違った雰囲気の曲に子どもたちは引き込まれます。

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 この日は子どもたちと歌の共演を行うということで「ビリーブ」を一緒に演奏しました。金管の包み込まれるような音の中で、子どもたちのまっすぐな声が響いていました。

 プログラムの最後はウエストサイドストーリーより「マリア」と、オペラ アイーダより「凱旋行進曲」。偶然にも、先日、学校の発表会で凱旋行進曲を演奏したことがあったそうで、佐々木さんがこの曲のタイトルを口にした途端、子どもたちの顔が一気に輝きました。演奏中には、曲に合わせて体を揺らす子や、五田さんのシンバルをたたくタイミングに合わせて一緒にたたく真似をする子など、思い思いに音楽を楽しんでいる様子でした。

 アンコールに「リパブリック讃歌」を演奏してこの日のアウトリーチは終了。奏者みなさんの気さくな様子が反映された、とても和やかな雰囲気の楽しいアウトリーチでした。

 今回のアウトリーチをきっかけに、4年生にはこれから始まるブラスバンドが楽しく、5年生には今まで以上にブラスバンドでの活動が魅力あるものになってもらえたらよいなと思います。 

インターン 西村 聡美

プロフィール

TANBRASS  (金管五重奏+打楽器)
2011年12月に結成。NPO法人トリトン・アーツ・ネットワークのコミュニティ活動に参加、クラシックの名曲からジャズまで幅広いレパートリーで、小学校などでの公演で好評を得ている。
 亀山 真司  (トランペット)
千葉県出身。10歳よりトランペットを始める。武蔵野音楽大学卒業。 同大学主催の千葉県新人演奏会に出演。 久保義一、水口透の両氏に師事。 浜松国際管楽器アカデミーにてロバート・サリバン氏に師事。現在フリートランペット奏者として都内のオーケストラ、吹奏楽団にエキストラとして出演。 BRASSBEAT、TWCCに所属。
 松木 亜希  (トランペット)
武蔵野音楽大学、アムステルダム音楽院卒業。Orquestra do Norte(ポルトガル)首席トランペット奏者を経て2013年1月よりフリーランス奏者として日本で活動を始める。
留学中、The World Orchestra(JMWO) メンバーとしてスペインツアーに参加。アムステルダム音楽院にてブラスアンサンブルメンバーに選抜され、シカゴ、ドイツツアーに参加。
トランペットを橋本洋、フリッツ・ダムロウに師事。金管合奏団「宴」、A-brassに所属。
 髙橋 朋子  (ホルン)
神奈川県生まれ。神奈川県立座間高等学校卒業後、洗足学園音楽大学卒業。現在フリーランス。これまでに、ホルンを山岸博、西條貴人、イルジー・ハヴリークの各氏に師事。室内楽を秋山鴻市、立花千春、三輪純生、山岸博、吉田将、東京メトロポリタンブラスクインテットの各氏に師事。CD「7人のホルン奏者によるソロ曲集Vol.2」に出演。卒業後はフリー奏者としてエキストラや演奏要員として活動中。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団首席ホルン奏者。神奈川県立座間高等学校吹奏楽部講師。
 佐々木 匡史  (トロンボーン)
1983年生まれ、神奈川県野庭高等学校中退、武蔵野音楽大学卒業、卒業演奏会に出演。ブロードウェイミュージカル「Dreamgirls」「West Side Story」日本公演、Disney On Classic2012に参加。これまでにトロンボーンを、鍵和田道男、神谷敏、桑田晃、佐藤洋樹、春山和雄の各氏に、室内楽をR.ボボ氏に師事。オーケストラ、劇団四季、宝塚などのミュージカル、ビッグバンド、スタジオワークなど多方面で活動中。金管合奏団「宴」主宰。
 仁藤 雄貴  (テューバ)
山形県出身。テューバを西田宏、八尾健介、舟越道郎、大塚哲也の各氏に師事。洗足学園音楽大学卒業。第3回日本ジュニア管打楽器コンクール第3位(銅賞)。日本ユーフォニアム・テューバ協会(JETA)第2回四重奏コンクール第2位。現在、フリーランスとしてオーケストラ、吹奏楽、室内楽を中心に活動中。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団団員。洗足学園音楽大学および高等学校音楽科演奏補助要員。桐朋学園大学嘱託演奏員。ヤマハ株式会社講師。
 五田 詩朗  (打楽器)
洗足学園音楽大学卒業。在学中より、オーケストラを中心に音楽活動を開始。
2005年には、NHK交響楽団ヨーロッパ公演にエキストラ奏者として同行する。また、打楽器アンサンブルによる保育施設等への訪問演奏を始めとした、幼児向けの演奏家活動も積極的に行う。2008年より横浜市青葉台フィリアホールでの「よちよちワークショップ」に企画・出演する。