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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

アウトリーチ

トリトン・アーツ・ネットワーク
夏の音楽会
ヴァイオリンとギターのコンサート

基本情報

日時 2013年8月27日(火)14:00~15:00
出演 小野明子(ヴァイオリン) 益田正洋(ギター)
概要 実施会場:東雲住宅内キッズルーム
対象者:東日本大震災により避難されている方々
人数:40名
協力:東雲の会   
後援:社会福祉法人江東区社会福祉協議会

レポート

「さくら」の歌にのせて

 震災による原発事故で福島県から避難されている方を対象に、江東区の東雲住宅でヴァイオリンの小野明子さんとギターの益田正洋さんによるコンサートを開催しました
(後援:江東区社会福祉協議会 共催:第一生命保険株式会社)

会場はご年配の方から小さなお子さまと一緒のお母さんなど40名ほどの参加者でいっぱいになり、演奏が終わる毎に感嘆の声が漏れ聴こえてきました。ヴァイオリンのメロディアスな名曲から超絶技巧を駆使したヴァイオリン、ギターそれぞれのソロ曲や、日本の童謡をアレンジした曲など2本の楽器による様々な音色を楽しんでいただきました。

最後は「さくら」を皆さんと一緒に歌い終わったところで、ギターの益田さんが「実は私の妻が福島県出身でいつも、三春の桜をあなたにも見せてあげたい、と言われるので今日は福島の美しい桜を思い浮かべて皆さんと『さくら』を歌おうと思ったんです。」と話すと、皆さん笑顔で頷いていました。大拍手に答えてのアンコール曲「ふるさと」では、歌を口ずさむ方や目を閉じて聴いている方などそれぞれに想いを馳せている様子でした。

プロフィール

小野明子  (ヴァイオリン)
江東区出身。12歳で英国メニューイン音楽院に単身留学、ヴァイオリンの巨匠メニューインに7年間師事する。その後、ウィーン国立音大、同大学院で研鑽を積み、「メニューイン国際」、「フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウス」ほか数々の国際コンクールで優勝、入賞し注目を集めた。96年以降、メニューインやムターと共演する他、ベルギー国立、仏・リール、国立響ほか日本のオーケストラと共演、これまで世界28カ国で演奏する。また野平一郎氏と奏でる珠玉の小品集CD「チゴイネルワイゼン」(ナミ・レコードWWCC-7595)は各誌で評価されている。英国在住。
益田正洋  (ギター)
長崎県生まれ。ジュリアード音楽院修士課程にて学ぶ。
クラシカルギターコンクールにて史上最年少で第一位をはじめ、国内外のコンクールにて数々の賞歴を重ねている。音楽祭やガラコンサートでの客演も多く、意欲的な活動は多岐にわたる。発表したCDは約20枚(2013年1月現在)におよび、レコード芸術、各新聞など各メディアからも支持を集めている。現在最も精力的に活動する日本を代表する実力派ギタリストである。