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今年も「晴れオケ」の季節がやってきました! その3
山本裕康、原田禎夫を大いに尊敬する

2017年9月14日

「トリトン晴れた海のオーケストラ(晴れオケ)」3年目となる今年、奇跡のアンサンブルの要となっている首席奏者たちが集まっての「晴れオケメンバーによる室内楽」を初めて開催します。

Sadao Harada Photo.jpgこのコンサートの後半で取り上げるのは、シューベルトの晩年の大作、弦楽五重奏曲。通常の弦楽四重奏にチェロを1本加えたこの編成に、第2チェロとしてお迎えするのが、元東京クヮルテットのチェリスト原田禎夫さんです。

ドイツを拠点に、今もなお世界で活躍する原田禎夫さんを敬愛する晴れオケのチェロ首席山本裕康さんが、その言葉をツィッターでつぶやいて、そのおもしろい!と話題になっていたのはごぞんじですか?

ここに「原田禎夫語録」としてまとめられていますが、読んでいるとつい吹き出してしまいます。
https://togetter.com/li/504370

Vc_山本裕康.jpg例えば

「ひろやすくん、飯食べるの10日にしようよ。俺大丈夫だから」と世界の原田禎夫さん。「僕も全然大丈夫ですよ、じゃあご希望のお店予約しておきますね、10日で良いですね?」と言うと「10日ぐらい、ってしといてくれよ。いくら約束だからって縛られるの苦手なんだよな」と禎夫さん。
はぁ?(2016年5月7日)

世界の原田禎夫さんにも苦手な物が。今日意外にも「山椒」が食べれない事を告白。矢部くんが「鰻にもかけないの?」と言うと「鰻に山椒なんて非常識。鰻に失礼だよ。しかも早くから俺はアメリカに行っただろ?」と。いやいや、鰻に失礼でもないし山椒がなかった縄文時代からアメリカに行ってたのかよ?(2016年8月29日)

などなど、涙なしには読めないほどおもしろいのです。

シューベルトの弦楽五重奏曲に関しては、「原田禎夫語録」には、こんなつぶやきがありました。

シューベルトの弦楽5重奏拝聴。上海カルテットと原田禎夫さん。あの一発のピチカートで世界を変えられる禎夫さんの音楽家としての魂と技術に激しく心を揺さぶられて感動。それと合わせてシューベルトの破格のこの作品に再び深く頭を下げたい。(2012年11月1日)

ちなみに、あまりに原田さんのピッツィカート(弦を指ではじく奏法)がすばらしすぎて、山本さんが教えてください、とお願いしたところ「どうせ俺は弓を持ったらヘタクソだよ」と返されたとか(笑)。
でも、どうしてこんな音が出せるようになったのか、どうして気づいたのか聞いたところ
「そういう音を求められたからだ」と。
かっこいいですね!

チェロおふたりの共演が今から楽しみでならないシューベルトの弦楽五重奏曲、どうぞお楽しみに。
(たな)

トリトン晴れた海のオーケストラ 晴れオケメンバーによる室内楽

■日時:2017年10月7日(土) 14:00開演
■出演: 矢部達哉/松浦奈々(ヴァイオリン) 篠﨑友美(ヴィオラ) 山本裕康(チェロ) 原田禎夫(チェロ/ゲスト) 池松宏(コントラバス) 三界秀実(クラリネット) 岡本正之(ファゴット) 西條貴人(ホルン)
■演奏プログラム
ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op.20
シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
■S席¥5,000 A席¥4,500 B席¥3,500 ヤング¥1,500(小学生以上、25歳以下) 2公演セット券 S¥10,000( *11/11トリトン晴れた海のオーケストラ第3回演奏会 )

■公演詳細は こちら

■インタビューは こちら

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