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今最も注目すべきソプラノ歌手・小林沙羅さんインタビュー その5(連載最終回)
~コンサートではいつも「少なくとも1曲は初めて演る曲を」

2015年9月8日
お昼の時間帯に一流演奏家のみなさんをお迎えして、クラシック音楽をもっと身近に楽しんでいただこうというこのシリーズ「昼の音楽さんぽ」。
2015年10月に、今最も輝くソプラノ歌手・小林沙羅さんが登場します!
8月より、小林さんのインタビューを当ブログにて連載してきましたが、いよいよ今回が最終回。
インタビュアーは「昼の音楽さんぽ」のご案内役、山野雄大さんです(音楽ライター)!

<前回までのインタビュー>

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コンサートではいつも「少なくとも1曲は初めて演る曲を」と自身に課している小林沙羅さん。今回初挑戦の曲は、ドニゼッティの歌劇≪連隊の娘≫のアリアです!
話題の公演への出演など、各地でひっぱりだこの小林さんの大躍進の今をぜひお聴き逃しなく!

山野:今回、オペラからも名アリアを2曲聴かせていただきます。

小林:今回はドニゼッティによるベルカントものの作品に絞りました。オペラ≪ドン・パスクアーレ≫のアリア≪騎士はあの眼差しを≫はとても楽しくて華やかなので、一番最後に歌う事にしました。その前に歌うオペラ≪連隊の娘≫のアリア≪さようなら≫は≪ドン・パスクアーレ≫と全然違う雰囲気なのでその違いもぜひお楽しみください。これはずっと練習はしてきたんですけれど、本番で歌いたいと思いながらまだ一度も人前で歌ったことがないので新たな挑戦です。
私はコンサートではいつも「少なくとも1曲は初めて演る曲を」と自分に課しているんですよ!曲に慣れてしまって、あまり練習もせずに本番を迎えることが絶対に嫌なので、必ずどんな演奏会も常にしっかり準備をしています。歌ったことがある曲も、初めての曲も、全部初めて歌う曲という新しい気持ちで向き合いたいという、自分への決意の表明なんです。

山野:100回歌ったらレパートリーが100曲増えるという・・・・・・すごいですね!

小林:なかなか厳しいですけれどね(笑)。常に新しい曲を勉強しているので、例えばシャワーを浴びている時も頭の中でいつも何かを歌っているのです。ですから、本番が終わった後、ちょっとお休みが出来た時にふと曲のことを考えていないことに気づくと「あ、いま曲のことを考えていない!これでいいんだろうか、私?」というように、そわそわしてしまうことが時々ありますけれど(笑)。それくらい、生活の中でいつも音楽が頭の中に流れていているのです。
私としては暗譜をすることによって自分の体の中にしっかりと入った音楽を表現と一緒に出したいので。

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山野:<昼の音楽さんぽ>の公演までに、また色々な舞台へのご出演が続くと思いますが。

小林:井上道義さん指揮、野田秀樹さん演出での≪フィガロの結婚~庭師は見た!~≫のツアーがあります。
スザンナは舞台上に出ずっぱりなので、結構大変です。今、体中が筋肉痛で。昨日は背中が筋肉痛で今日は足が筋肉痛です。スザンナはステージ上を走り回るので(笑)。

山野:走り続けている小林さんのご活躍を追いかけてご出演される公演を聴きながら、10月6日、第一生命ホールにてお待ちしております(笑)。

(終わり)
(スタッフみや)




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雄大と行く 昼の音楽さんぽ
第3回 小林沙羅 麗しきソプラノの旅
日時:2015年10月6日(火) 11:00 開演(12:30終演予定)
会場:第一生命ホール
出演:小林沙羅(ソプラノ) 河野紘子(ピアノ) 
山野雄大(ご案内)
料金:■一般¥2,000  
■2公演(第3・4回)セット券¥3,000
■お友だち割¥1,500(同一公演3枚以上で1枚あたり)

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