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ブリテン生誕100年を記念して
エルデーディ弦楽四重奏団が描くブリテンの世界

2012年11月21日

2013年は、イギリスを代表する作曲家ブリテンの生誕100周年にあたります。
この節目の年に、彼の作曲した弦楽四重奏曲第1~3番を演奏するエルデーディ弦楽四重奏団。
ご来場いただいた方もいらっしゃると思いますが、2012年2月にも、ブリテンの弦楽四重奏曲第3番を演奏しました。
この曲についてヴァイオリニストの蒲生克郷さんは、このように語ってくれました。

「ブリテンが亡くなる前年に書かれた曲で、練習には立ち会ったものの、残念ながら初演の前に亡くなってしまいました。小品が並んでいるような特徴的な曲で、性格が際立っていてとても印象的。」(蒲生)

その時の演奏を少しお聴きください。


【昨年の公演の様子】

作曲がなされたのは、イタリアの水の都ヴェニス。特に第5楽章はヴェニスをテーマとし、聖堂の鐘の音なども聞こえてきます。ブリテンが終生愛したというのも、うなずけますね。

今回は、メインの楽曲は第2番です。
1945年に作曲された第2番は、ブリテンの創作意欲が旺盛だった30代の作品です。

「ブリテンが、若いころからあれだけ弦楽四重のための作品を書いていたのに、第2番の後はまったく書いていないところを見ると、彼としては、弦楽四重奏は第2番で完成の域を見ていたのではないでしょうか。第2番は、構成もしっかりしていて、聴き応えがあり、弦楽四重奏曲として充実した作品です。今回はこれをメインに聴いていただこうと思います。」(蒲生)

「おそらく日本ではブリテンの弦楽四重奏曲をまとめて聴く機会はないと思います。1つの団体がまとめて3曲演奏するという企画は、ブリテンの本国イギリスでも珍しいでしょう。」(蒲生)

記念イヤーといえども、大変貴重な演奏会になりそうです。どうぞお楽しみに。

エルデーディ弦楽四重奏団インタビュー全文は こちら

20130216_ErdodyQuartet.jpgエルデーディ弦楽四重奏団
~ブリテン、生誕100年を記念して~
日時:
2013年2月16日(土)14:00
出演:エルデーディ弦楽四重奏団
[蒲生克郷/花崎淳生(ヴァイオリン) 
桐山建志(ヴィオラ) 花崎薫(チェロ)]
料金:一般¥3,500 シニア¥2,500 ヤング¥1,500
公演詳細は こちら

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