11月22日(土)に第一生命ホールで行われるバボラーク・アンサンブル公演の〈U25券PR企画〉として、音楽を愛する若い世代のみなさんと、もっと音楽の素晴らしさを共有したい!という思いから実現した〈「バボちゃん」が質問に答えます!〉企画。
今日は、全10問中、第7問、第8問への、バボちゃんからの答えの発表です。
Q7. 私はウォーミングアップとして、毎回、リップスラーと音階練習をしていますが、バボさんはどのようなウォーミングアップをしていますか? もしくは、どのようなウォーミングアップをしたらよいと思いますか? よろしくお願いします‼︎(ひろみゆ 21歳)
A7. そうですね、最初にミドルポジション(中音域)からスタートして、体系的に少しずつ段階を踏んで進めていくのが一番でしょうね。ウォームアップは、メゾピアノ(mp)のような、やや控えめな音量で始めましょう。そして、徐々に音を上げたり、下げたりしていきます。
例えば、5音で上昇音階を(最後の音に向けて少しクレッシェンドしながら)吹いて、次に5音でディミヌエンドしながら下降音階を吹きます。歌手がやるようにね。
次に3度の音程練習、そしてアルペジオの音階練習をします。その後、ホルンのための特別なエクササイズをいくつか取り入れます。そして、コンサートで演奏予定の難しい箇所を練習します。ただし非常にゆっくりと演奏します。最後にエチュードを1曲。私のルーティンはそんな感じです。朝に行うととても効果的です。1時間以上はやりません。そしてその後は長めの休憩を取ります。
Q7. As part of my daily warm-up, I always practice lip slurs and scales. What kind of warm-ups do you usually do, Babo-san? Or, what kind of warm-ups do you recommend? Thank you! Hiromiyu, age 21
A7. I would say it is best to start in the middle position and proceed systematically and in small steps. Also, start the warm up in a moderately weaker dynamic. Like mezzopiano.
And gradually go up and down those steps.
Like 5 Tone up ( to add a little crescendo to the top) and 5 notes down with diminuendo. Just as the singers do.
Then intervals - thirds. Then the arpeggio chords. Then some of those special exercises for the horn. And maybe play the difficult parts of the concert - but very slowly. And a etude. That's kind of my routine. And it works well in the morning. No more than one hour. Then a big break.
Q8. はじめまして、中学1年の女子です。今春から吹奏楽部に入り、人生初のホルンを吹き始めています。毎日練習しているものの、高い音を出す際に、どうしてもマウスピースに唇を強く押し当てながら息を吹き込まないと、高い音が出ません。そのため、唇を強く押しあててることが原因で前歯が痛くなります。どうやったら、うまく高い音を出せるようになりますか。コツを教えていただきたいです。(いけひな 13歳)
A8. 「how(どうやったら)」で始まる質問って、たいていは答えるのがすごく難しいんです。みんなが知りたい秘密みたいなもので、簡単に言葉で説明できるものじゃないんですよね。ごめんね、ここではうまく書けないかも。
でももちろん、歯や唇が痛くなるのはよくないですね。(高い音を出すために)マウスピースに強く押しつけるだけではうまくいかないこともあります。たぶん唇を少しだけ横に広げて、軽くスマイルするような形にしてみるといいかもしれません。これはあくまで理論上の話だけどね。やっぱり誰かに実際に見せてもらうのが一番です。
Q8. Hi, nice to meet you! I'm a first-year junior high school student. I joined the brass band club this spring and started playing the French horn for the first time. I practice every day, but when I try to play high notes, I have to press my lips hard against the mouthpiece and blow strongly, otherwise I can't make the sound. Because of that, my front teeth hurt. How can I play high notes more smoothly? Do you have any tips? Ikehina, age 13
A8. Any question that begins with the word "how" is basically unanswerable. That's what everyone wants to know. That's the secret. And that, unfortunately, can't just be written down. I'm sorry, buddy.
But of course, it shouldn't be that your teeth or lips hurt. It's not just about pressure.
It also helps to sort of spread your lips into a slight smile. But that's just theorizing. Someone needs to show you.
世界最高峰のホルン奏者バボラークさんのウォーミングアップ、興味深いですね。第2問「アンブシュア」についての答えにあったように、やりすぎはよくないということ、そして第3問「毎日の練習」についての答えでも書かれていましたが「ゆっくり」というのがキーワードのようですね。
次回は、いよいよ最終回です......!
■■■バボラーク・アンサンブル公演情報■■■
<ホルンの室内楽IV バボラーク・アンサンブル>
日時:2025年11月22日(土)14:00開演
会場:第一生命ホール
出演:ラデク・バボラーク(ホルン)
ビクトール・テオドシエフ(ホルン)*
バボラーク・アンサンブル[マルティナ・バチョヴァー/髙橋紘子(ヴァイオリン) カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ) ハナ・バボラコヴァ(チェロ)]
曲目:テレマン:2つのホルンのための協奏曲 変ホ長調(ターフェルムジーク第3集より)*
リスト(バボラーク編):悲しみのゴンドラ 第2稿
ロバート・ハンセン(バボラーク編):弦楽と2本のホルンのための交響組曲 *
ケリー・ターナー:ホルンと弦楽のためのソナタ
ベートーヴェン:六重奏曲 変ホ長調 Op.81b*
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