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小学生のための「ベートーヴェンってどんな人?」第3回

2018年4月10日

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オーストリアの首都ウィーンは、「音楽の都(みやこ)」と呼ばれています。

ベートーヴェンの時代にもたくさんの作曲家が住み、多くの演奏会が行われていました。ベートーヴェンは21才の時、有名な作曲家ハイドンから才能をみとめられて、作曲を教えてもらうために、生まれ故郷のボンから、ウィーンに引っ越すことになりました。

旅立ちの前には、友人たちが何回も集まってお別れのパーティーを開いてくれました。

その中には、ピアノを教えた名門貴族のブロイニング家の姉弟や、その母でベートーヴェンをとてもかわいがってくれたブロイニング夫人、貴族も平民もいっしょに学ぶことのできたボン大学の友人たちや宮廷楽団の仲間といったたくさんの友だちがいて、記念のノートに心のこもった別れの言葉を書いてくれました。

ベートーヴェンは、ウィーンで作曲法を勉強しながら曲をつくり、貴族の子どもたちにピアノを教えつつ、さらにリヒノウスキー侯爵の家で開かれる演奏会で演奏して人気ピアニストになりました。即興演奏といって、その場でどんどん新しい曲を作っていくのが得意で、みんなびっくりして大喜びしたからです。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
 1770年ドイツのボン生まれ。小さいころに父からピアノを習い始めます。オーストリアのウィーンに住み、9曲の交響曲をはじめ、32曲のピアノ・ソナタ、16曲の弦楽四重奏曲など、数多くの優れた曲を残しました。


交響曲、弦楽四重奏曲など、
第一生命ホールでベートーヴェンが聴ける公演はこちら

※これまでの記事はこちら

トリトンアーツ通信vol.169(2018年4月号)の記事を再掲しました

第三回 親子でチャレンジ!ベートーヴェンクイズ♪
ベートーヴェンが21歳の時、作曲の勉強のために引っ越した街はどこでしょうか?
1.パリ 2.ロンドン 3.ウィーン

答え:3.ウィーン
2020年6月3日 twitterより出題
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