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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

アウトリーチ
室内楽アウトリーチセミナー
室内楽アウトリーチセミナー

基本情報

日時 2016年1月22日(金)9:40~10:25/10:45~11:30
出演 山田百子/羽子岡智美(ヴァイオリン) 市川友佳子(ヴィオラ) 和泉景子(チェロ)
概要 実施会場:中央区立中央小学校 音楽室
対象者:4年生 5年生
人数:4年生20名 5年生15名 保護者数名
助成等:中央区文化・国際交流振興協会
文化庁 平成27年度「劇場・音楽堂活性化事業」

レポート

「室内楽アウトリーチセミナー」の3回目のアウトリーチはヴァイオリンの松原勝也さんの代演としてクァルテット・エクセルシオの山田百子さんにご出演いただきました。
山田さんはエクセルシオの活動で全国で数多くのアウトリーチを実施されているので、事前のリハーサルでは、弦楽四重奏の演奏に関するご指摘だけでなくプログラムの流れや話し方もアドヴァイスいただき、受講生たちはまた違った視点で勉強になったようでした。

中央小学校も阪本小学校同様に「よろこびのうた」を学習しているということで、リクエストとしてプログラムに入れました。

<プログラム構成>
ハーモニーを聴いてみよう
♪ベートーヴェン:弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」より第1楽章の冒頭
♪自己紹介と楽器のお話

ハーモニーの移り変わりを感じてみよう
♪児童たちに「ラ」の音を歌ってもらい、弦楽四重奏でハーモニーを重ねて実験します

音楽のおしゃべりを感じてみよう
♪モーツァルト:弦楽四重奏曲「狩」より第1楽章
演奏者がそれぞれ登場人物に成りきっておしゃべりをしているように教室内を動きながら演奏し、その後もう一度今度は座って演奏します

ベートーヴェンのお話
♪ベートーヴェン:交響曲第9番「よろこびのうた」より抜粋 *児童たちが授業で学習している

コンサートのように音楽を聴いてみよう
♪ベートーヴェン:弦楽四重奏曲「ラズモフスキー第3番」より第1楽章


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5年生の子どもたちはおとなしい様子で演奏者からの質問にもなかなか手が挙がらずにいましたが、「ラ」の音を一緒に歌うときには元気に声を出してくれました。4年生の子どもたちは元気いっぱいに教室に入ってきましたが、はじめて間近で聴く演奏にびっくりしたのか終始静かに聴いている様子でした。

一緒に聴いていた保護者の方からは終わった後に、「普通のコンサートと違って音楽の聴き方を教えてもらえてよかった」とコメントをいただきました。また、校長先生からも「プログラムが工夫されていてよかった。アウトリーチは間近で聴けるだけでなく、いろいろと教えてもらえるからよいですね。」とコメントをいただきました。

受講生たちは3回同じプログラムを実施したことで、より深くプログラムを理解することができ、進行にも少しずつ自信を持てるようになったようでした。この講座で得たものを他の機会にも活かしていってほしいと思います。

(トリトンアーツスタッフ)

プロフィール

山田百子  Yamada Momoko(ヴァイオリン)
東京出身。桐朋学園大学音楽学部、およびドイツ・ケルン国立音楽大学大学院を卒業、芸術家称号取得。帰国後、‘04年よりクァルテット・エクセルシオに迎えられ、常設の弦楽四重奏団として国内のみならず、アジア・欧米各地で年間70公演以上に出演。クァルテットとして、第19回新日鉄音楽賞『フレッシュアーティスト賞』、第16回ホテルオークラ音楽賞を受賞。現在、室内楽、およびソリストとしての活動の傍ら、サントリーホール室内楽アカデミーのファカルティ、東京藝術大学音楽学部室内楽科の非常勤講師に就任し後進の指導にもあたっている。
羽子岡智美  Haneoka Tomomi(ヴァイオリン)
5歳よりヴァイオリンを始める。日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。全日本ジュニアクラシック音楽コンクール第3位(最高位)。これまでに、イヴリー・ギトリス、ウェルナー・ヒンク、ミハイル・ヴァイマン各氏等のマスタークラスを受講。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。同研究科在籍。これまでにヴァイオリンを曽根マリ、木野雅之、久保田巧の各氏に、また室内楽を徳永二男、藤原浜雄、北本秀樹、毛利伯郎の各氏に師事。
市川友佳子  Ichikawa Yukako(ヴィオラ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学ヴァイオリン専攻卒業。第12回みえ音楽コンクール第1位、併せて岡田文化財団賞受賞。第12回JILA音楽コンクール第3位。第44回浦安シティオーケストラ定期演奏会にてソリストを務める。ヴィオラにおいて、第22回市川市新人演奏家コンクール優秀賞。ヴィオラスペースVol.23にて今井信子氏の公開レッスンを受講。室内楽において、第4回ブルクハルト国際音楽コンクール第2位、第5回蓼科音楽コンクール第1位。現在、公益信託松尾金藏記念奨学基金を得て、東京藝術大学大学院音楽研究科音楽教育ヴィオラ専攻に在籍し、ヴィオラを大野かおる、川崎和憲の両氏に師事。
和泉景子  Izumi Keiko(チェロ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を卒業。第6回泉の森ジュニアチェロコンクール銅賞。2009年、NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール主催の若い演奏家のための弦楽セミナー《アドヴェントセミナー&クリスマスコンサート》、13年、《室内楽アウトリーチセミナー》を受講。これまでにチェロを渋谷陽子、高橋純子、宮城健、山崎伸子の各氏に師事。