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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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レポート

第一生命ホール ロビーコンサート
室内楽アウトリーチセミナー
昨年の様子
室内楽アウトリーチセミナー

~室内楽アウトリーチセミナー講師と受講生による~

第一生命ホール ロビーにて開催する入場無料のコンサート。本格的な室内楽をおおくりします。

基本情報

日時 2014年3月26日(水)11:45開場 12:15開演 14:00終演予定
出演 ●講師:松原勝也(ヴァイオリン) 柳瀬省太(ヴィオラ)
●セミナー受講生:中村ゆか里/原実和子/吉野駿(ヴァイオリン)
         宇野友里亜(ヴィオラ) 和泉景子/山澤慧(チェロ)

:グループA
:グループB
概要 次世代を担う演奏家が「コミュニティの中でどう生きていくか」を、実践を通して考える「室内楽アウトリーチセミナー」。
セミナー受講生は2つのグループに分かれ講師と弦楽四重奏を組み、各々が中央区や江東区豊洲地区内の小学校にて、同じ小学校の4年生を対象に3回のアウトリーチを実施。
成果発表の場としてロビーコンサートを実施します。実践を積んだ受講生の演奏をお楽しみください。


会場:第一生命ホール ロビー
入場無料/事前予約不要
※未就学児の入場はご遠慮ください

[プログラム]
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調Op.10
ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第3番ヘ長調Op.73
メンデルスゾーン: 弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20

[お問い合わせ]
トリトン・アーツ・ネットワーク・チケットデスク
TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00)

平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

レポート

実施会場:第一生命ホールロビー
対象者:クラシック愛好者、近隣在住・在勤者
人数:105名
幸い足元も気になる程の天候ではなく、開場時までに100席準備しましたが、観客が順調に来場され1曲目のドビュッシーが終わる頃には予備の8席もすべて出した次第です。プログラムも150部までにしましたが、こちらの方も危惧することはありませんでした。休憩時に8人が退場しましたが、10分の休憩後には6人(女の子1名を含む)新たに来場がありましたのでほぼ95%の席が埋まり、理想的な集客でした。
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チェロの響きやリズミカルなピッチカートは皆さんの心に和みをもたらし、楽しまれたことでしょう。全体には音楽の発表会の雰囲気も感じとれました。聴衆の中に8歳~12歳くらいの女の子が5名、10歳くらいの男の子が1名おりましたが、とくに男の子の一心不乱に、脇目も振らず演奏に集中している様子に惹かれました。帰り際、この男の子とお父さんに声をかけたほどです(将来が頼もしい?)。豊海小(中央区)や有明小(江東区)へのアウトリーチが功を奏したからでしょう。
TANサポーター 高橋

プロフィール

講師:松原勝也  (ヴァイオリン)
 東京藝術大学在学中に安宅賞受賞。クライスラー国際コンクール等で上位入賞。1989年から98年まで新日本フィルハーモニー交響楽団コンサートマスターを務める。バッハから現代までを俯瞰的視野でとらえた無伴奏リサイタルシリーズ、即興や、ジャズミュージシャンとのコラボレーション、現代作品の初演、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏など、多彩な演奏活動は極めて高い評価を受けている。2001年よりNPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク/第一生命ホール主催の若い演奏家のための弦楽セミナー《アドヴェントセミナー&クリスマスコンサート》を、2011年より《室内楽アウトリーチセミナー》をプロデュース。第17回中島健蔵音楽賞、第55回文化庁芸術祭新人賞受賞。長崎OMURA室内合奏団アーティスティック・アドヴァイザー、静岡AOIレジデンスクヮルテットメンバー、霧島国際音楽祭講師、東京藝術大学音楽学部教授。
講師:柳瀬省太  (ヴィオラ)
 5歳よりヴァイオリンを始め、吉永清子、小国英樹、久保陽子の各氏に師事。第41回全日本学生音楽コンクール西日本大会高校の部第2位。
 18歳よりヴィオラを始め、店村眞積、岡田伸夫の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部、桐朋学園ソリスト・ディプロマコースに学ぶ。2002年、文化庁芸術家在外派遣研修生としてイタリア・パドヴァに留学。
 2004年から2009年までシュトゥットガルト州立歌劇場管弦楽団、2009年4月から神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。ストリング・クヮルテットARCO、サイトウキネンオーケストラのメンバー。サイトウ・キネンフェスティバル松本、宮崎、北九州など音楽祭、チェリストのマリオ・ブルネロ主宰のオーケストラ・ダルキ・イタリアーナの参加、JTアートホール室内楽シリーズの出演、リサイタルなどで活躍。また、2000年から2002年にかけて、さいたまアーツシアターカルテットでベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会を行った。第1回松方ホール音楽賞、大阪文化祭賞を受賞。
受講生:中村ゆか里  (ヴァイオリン)
東京藝術大学学部付属音楽高等学校卒業後、エコールノルマルパリ音楽院、パリ市立音楽院、パリ国立高等音楽院卒業。江藤俊哉ヴァイオリンコンクール2位、東京芸術センターヴァイオリンコンクール銅賞、江戸川新人音楽コンクール1位グランプリ受賞などコンクールで入賞。現在演奏活動の傍、桐朋音楽大学付属の非常勤講師を務める。日仏現代音楽協会会員。
受講生:原実和子  (ヴァイオリン)
埼玉県立大宮光陵高校音楽科を経て、2011年国立音楽大学を首席で卒業し、武岡賞を受賞。同時に弦管打楽器ソリストコースを修了。第81回読売新人演奏会に出演。2013年同大学大学院修士課程修了。大学院新人演奏会に出演。第12回万里の長城杯国際音楽コンクール弦楽器部門大学の部第1位。第12回大阪国際音楽コンクール弦楽器部門Age-Uの部アブニール賞。これまでに、小林清美、竹林真弓、グレブ・ニキティン、徳永二男、漆原啓子の各氏に師事。現在、イルミナートフィルハーモニーオーケストラメンバー。
受講生:吉野駿  (ヴァイオリン)
ジュリアード音楽院・プレカレッジ、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を経て、桐朋学園大学音楽学部を卒業。これまでにクールシュベール国際音楽アカデミー、桐朋学園大学・ソウルメトロポリタンユースシンフォニー交流演奏会、ニューヨークSMF、プロジェクトQ、JTが育てるアンサンブルシリーズ、京都・国際音楽学生フェスティバル等に出演。岩崎洸氏と共演。2011年度ヤマハ音楽支援制度・音楽活動支援対象者。これまでに田尻かをり、田中直子の各氏に師事。現在、辰巳明子、高木和弘、堀正文の各氏に師事。
受講生:宇野友里亜  (ヴィオラ)
東京藝術大学卒業。ドイツ国立マンハイム音楽大学卒業。カールスルーエ・バーデン州立劇場の研修団員を経て2013年に日本に完全帰国。第6回大阪国際音楽コンクール、弦楽器部門二位。2009年スロベニア国際コンクールヴィオラ部門第三位(一位なし)。ヴィオラ四重奏Violissimoとして日本・ドイツ国内において演奏活動を行う。ヴィオラを市坪俊彦、菅沼準二、クロード・ルローン、百武由紀、小林秀子、ライナー・モークの各氏に師事。
受講生:和泉景子  (チェロ) *2009年度アドヴェントセミナー参加
東京藝術大学附属音楽高校を経て、同大学を卒業。第6回泉の森ジュニアチェロコンクール高校生以上の部銅賞受賞。京都フランス音楽アカデミー、霧島国際音楽祭、トリトン・アーツ・ネットワーク アドヴェントセミナー、クールシュベール夏期国際アカデミー等に参加。これまでにチェロを渋谷陽子、高橋純子、宮城健、山崎伸子の各氏に師事。
受講生:山澤慧  (チェロ)
東京藝術大学附属高校、同大学を経て、同大学院を修了。大学卒業時に同声会賞受賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞受賞。第10回ビバホールチェロコンクール第3位。第2回秋吉台音楽コンクールチェロ部門第1位。音川健二、藤沢俊樹、河野文昭、西谷牧人、鈴木秀美、山崎伸子の各氏に師事。チェロアンサンブルXTC、アンサンブル室町、音楽集団”渦々”メンバー。芸大フィルハーモニア首席チェロ奏者。