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トリトン・アーツ・ネットワーク

第一生命ホールを拠点として、音楽活動を通じて地域社会に貢献するNPO法人です。
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公演情報

基本情報

日時 2018年12月15日(土) 14:00開演
会場 第一生命ホール
[座席図:第一生命ホール ウェブサイト
出演 小菅 優(ピアノ) 石坂団十郎(チェロ)
曲目 【オール・ベートーヴェン・プログラム】
《魔笛》から「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲 変ホ長調 WoO46
ホルンとピアノのためのソナタ ヘ長調 Op.17
チェロ・ソナタ第5番 ニ長調 Op.102-2
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69から 第1楽章(初稿版)
チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69

<アンコール>
マンドリンとピアノのためのソナチネ ハ短調 WoO 43a
チケット

S席¥5,000 A席¥4,500 B席¥3,500 ヤング¥1,500(小学生以上、25歳以下)
2公演セット券S¥9,000
第1回の詳細は こちら

一般発売:2018年2月27日(火)発売(発売初日のみ10:00~受付開始)

【チケットお取扱】
トリトンアーツ・チケットデスク
TEL:03-3532-5702(平日11:00~18:00)

チケットぴあ http://pia.jp/ 
セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗

TEL:0570-02-9999〔Pコード:104-203〕(S・A・B席のみ取扱い)

イープラス http://eplus.jp (S・A・B席のみ取扱い)

※全席指定/税込み
※未就学児の入場はご遠慮頂いております。
※セット券は「ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲演奏会I」(6月15日(金))との2公演セットです。
※やむを得ず、演奏曲目、曲順、出演者が変更になる場合がございます。予めご了承下さい。

プロフィール

小菅 優  Kosuge Yu  (ピアノ)
2005年カーネギー・ホールで、翌06年にはザルツブルク音楽祭でそれぞれリサイタル・デビュー。ドミトリエフ、デュトワ、小澤等の指揮でベルリン響、フランクフルト放送響、シュトゥットガルト放送響等と共演。10年ザルツブルク音楽祭でポゴレリッチの代役としてヘレヴェッヘ指揮カメラータ・ザルツブルクと共演。13年2月服部譲二指揮ウィーン室内管と共演、同年12月ロンドン ウィグモア・ホールでリサイタル。2010年から15年にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会(全8回)を東京、大阪で行い各方面から絶賛を博した。さらに現在はソロだけでなく室内楽や歌曲伴奏を含むベートーヴェンのすべてのピアノ付き作品を徐々に取り上げる新企画「ベートーヴェン詣」に取り組んでいる。第13回新日鉄音楽賞、04年アメリカ・ワシントン賞、第8回ホテルオークラ音楽賞、第17回出光音楽賞を受賞。14年 第64回芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞、17年第48回サントリー音楽賞受賞。16年秋、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集完結記念ボックスセットをリリース。2017年秋より、4つの元素「水・火・風・大地」をテーマにした新リサイタル・シリーズ『Four Elements』を始動。
©Marco Borggreve
石坂団十郎  Ishizaka Danjulo  (チェロ)
日本人とドイツ人の両親を持つチェリスト石坂団十郎は、ミュンヒェン国際音楽コンクール、ルトスワフスキ国際チェロコンクール、エマニュエル・フォイアマンコンクールをはじめとする数多くの国際コンクールで優勝を果たし、ヨーロッパを拠点に世界各国で演奏活動を繰り広げる。指揮者クリストフ・エッシェンバッハ、ロジャー・ノリントン、パーヴォ・ヤルヴィらとの共演を重ね、近年ではバイエルン放送交響楽団、ウィーン交響楽団、シンガポール交響楽団、NHK 交響楽団などから、ソリストとして招かれる。2006年のデビューCD「チェロ・ソナタ」は、ヨーロッパ版グラミー賞とも言われるドイツの音楽賞「エコー・クラシックアワード」を受賞。2012 年には公益財団法人ソニー音楽財団「齋藤秀雄メモリアル基金賞」、2014 年には「グラモフォン・アワード2014 」室内楽部門を受賞している。ベルリン芸術大学及びバーゼル音楽院で教鞭を執る多忙な日々を送る一方、ソリストとしての活動のほか室内楽の分野にも力を入れ、年間数多くの演奏会をこなす。演奏楽器は日本音楽財団より貸与された1730 年製ストラディヴァリウス「フォイアマン」。
©Marco Borggreve

小管 優さんからのメッセージ

この度第一生命ホールでベートーヴェンのピアノとチェロのためのデュオ全作品を演奏できることを大変嬉しく思っております。

ピアノとチェロのソナタは5つありますが、ベートーヴェンの快活な初期(作品5)、挑戦的な中期(作品69)、内面的で深い後期(作品102)をたどっていて、彼の全く異なった面を見ることができます。そして3つの変奏曲は、ヘンデルの有名なオラトリオとモーツァルトのオペラ「魔笛」の誰でも知っている主題をベートーヴェンの優れた即興性がありとあらゆる色に染めていくような、この上なくユニークな作品の数々です。

石坂団十郎さんはこのようなたくさんのキャラクターを全部表現できる素晴らしいチェリストです。水戸の新ダヴィッド同盟で何回か濃密な音楽作りを一緒にしていますが、知的な音楽解釈、自然な音楽性と、全体に必ず耳が行き届いている卓越性に感銘を受けました。

そして私のベートーヴェンの全ピアノ付き作品を取り上げる「ベートーヴェン詣」も3年目になりました。ベートーヴェンの魅力を共に堪能しているお客様へ、聞き逃さないでほしいと言い切れるぐらい、ベートーヴェンのレパートリーの中で重要なのがこのチェロとの作品です。2回にわたって皆様と思う存分楽しめる時間を全力で作りたいと思います。

石坂団十郎さんからのメッセージ

ベートーヴェンは私にとって、特に重要な意味を持つ作曲家の一人です。
おそらく彼が私と同じボンの町出身だったからか、私はとても彼に親近感を抱いています。

ベートーヴェンには幼い頃からずっと魅了されています。
初めてベートーヴェンのチェロ・ソナタト短調Op. 5-2を弾いた事は私にとっては事件そのものでした。
当時のチェロの先生は、「ベートーヴェンを演奏するにはまだ早い」とおっしゃるにも関わらず、私はまだ幼少の頃からチェロ・ソナタを練習していました。僕はただ、そのソナタが偉大な音楽だと感じたので、先生の反対を押し切って弾き続けていました。

チェロとピアノのためのベートーヴェンソナタ全曲を演奏するという試みはとても大きな意義を持ちます。
さらに、どちらかと言うと頻繁には取り組まれません。
ですから、2018年6月と12月、日本で全曲を演奏できる機会を得た事は私にとってもとてもエキサイティングな事です。
聴衆の方々にとっても同じように、チェロとピアノのための(もしくはまたピアノとチェロのための)ベートーヴェンソナタの作品を全曲鑑賞するという機会は貴重でしょう。

優さんとは長いお付き合いで、常々一緒に演奏する機会を得ています。
彼女のプロジェクト「ベートーヴェン詣」(ベートーヴェンの全ピアノ付作品を演奏する)をご存知の通り、ベートーヴェンの音楽へ彼女がどれほど情熱を傾けているかを考えた時、このコンサートシリーズのパートナーとして彼女は私にとって最高のピアニストです。

お客様の声

【2018年6月15日開催 小菅優&石坂団十郎 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全曲演奏会I 公演アンケートより】

●素晴らしい。生命力あふれるピアノ演奏とチェロの香り高いひびきのコラボレーションが感動的でした。このようにデリケートで心にひびくチェロの演奏は初めてです。ピアノの躍動感とチェロのひびきのデリカシーは圧倒的でした。チェロのひびきが語りかけてくるようです。感動をありがとう!(60代)

●ff(フォルティッシモ)の力強さや芯の強さと、繊細なpp(ピアニッシモ)のダイナミックレンジの広さが完璧なテクニックと共に圧倒的な説得力でした。12月もまた来ます。(60代男性)

●石坂さんのチェロのスケールの大きさ、小菅さんのピアノの素晴らしさ、とても楽しめました。ありがとうございました。(50代女性)

●ピアノとチェロの2楽器のみの演奏は心地よく、梅雨のうっとうしさを癒してくれた。(60代男性)

●素晴らしかったです!12月も楽しみにしています。(40代女性)

コンサート・レビューが掲載されました

音楽批評・評論のウェブマガジン Mercure des Arts(メルキュール・ デザール)にて、6月15日に開催された第1回のレビューが掲載されました。

メルキュール・デザールを読む 
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

協賛:第一生命保険株式会社