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ボルドー国際弦楽四重奏コンクール2016レポート 第1回
アキロンQ、シューマンQをまとめて聴く!

2017年5月11日

6月に第一生命ホールで行う「ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝記念」3回シリーズは、第8回2016年の優勝団体であるアキロン・クァルテット(初来日!)1公演と、第7回2013年の優勝団体シューマン・クァルテットを2公演、3週間連続で週末に聴けるという贅沢な企画です。

第8回ボルドー国際弦楽四重奏コンクール(以下ボルドーコンクール)は、昨年のちょうど今頃、大型連休中に行われました。このボルドーコンクールのレポートを、何回かに分けてお届けしたいと思います。

ボルドーコンクールは、3年に1度、フランスの南西部の街ボルドー(Bordeaux)で開催される弦楽四重奏のコンクールで、ミュンヘンARD国際音楽コンクール、バンフ国際弦楽四重奏コンクールと並び、若いクァルテットの登竜門とも言われています。

もともとエヴィアン国際コンクール(ハーゲン弦楽四重奏団も優勝していることで有名ですね!)を引き継ぐ形で1999年に始まったボルドーコンクール、第1回の優勝団体はベルチャ弦楽四重奏団(イギリス)でした。2007年には、アトリウム弦楽四重奏団(ロシア)、2013年にシューマン・クァルテット(ドイツ)が優勝しています。

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ベルチャ弦楽四重奏団は、優勝後、本国イギリスの「室内楽の殿堂」ウィグモアホールのレジデントとして活躍しましたし、前回優勝のシューマン・クァルテットも、受賞翌年ドイツのユルゲン・ポント財団の室内楽賞を受賞、2016-17シーズンから3年間ニューヨークのリンカーン・センター室内楽協会のレジデント・クァルテットに選ばれるなど、クァルテットとしての国際的なキャリアを急速に築き続けていることも、若いクァルテットの登竜門と言われる所以。

さて今度優勝するのはどの団体か、と注目も集まるわけですね。

今回は28組応募があり、事前審査で絞られた13組で1次予選が争われることに。それぞれの団体は、フランス、ドイツ、スペイン、リトアニア、韓国、スロヴァキア、イタリア、アメリカ、の他、ドイツとルーマニアとオランダ出身などもあり非常に国際色豊か。日本からは、クァルテット・ベルリン=トウキョウ(日本/イスラエル)も!

さて、ボルドーと言えば...

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そう、ワインです! 空港のターンテーブルが、こちら。このワインも、ボルドーコンクールには欠かせません......。

第2回に続く・・・。(たな)

2016年ボルドー国際弦楽四重奏コンクール優勝ツアー
アキロン・クァルテット
日時:2017年6月4日(日)14:00開演
出演:アキロン・クァルテット[エムリン・コンセ/エリーズ・ドゥ=ベンドゥラック(ヴァイオリン) ルイーズ・デジャルダン(ヴィオラ) ルーシー・メァカット(チェロ)]
演奏プログラム:
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第5番 ヘ長調 K158
デュティユー:弦楽四重奏曲 「夜はかくの如し」
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 K159
ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
■公演詳細は こちら
■インタビューは こちら

シューマン・クァルテットI
日時:2017年6月10日(土)14:00開演
出演:シューマン・クァルテット[エリック・シューマン(第1ヴァイオリン) ケン・シューマン(第2ヴァイオリン) リザ・ランダル(ヴィオラ) マーク・シューマン(チェロ)]
演奏プログラム:
ハイドン:弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.76-4 Hob.III-78 「日の出」
バルトーク:弦楽四重奏曲 第2番Op.17 Sz.67 BB75
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調 Op.59-1 「ラズモフスキー第1番」
■公演詳細は こちら
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シューマン・クァルテットII
日時:2017年6月17日(土)14:00開演
出演:シューマン・クァルテット[エリック・シューマン(第1ヴァイオリン) ケン・シューマン(第2ヴァイオリン) リザ・ランダル(ヴィオラ) マーク・シューマン(チェロ)]
演奏プログラム:
モーツァルト:弦楽四重奏曲 第23番 ヘ長調 K590 「プロイセン王第3番」
武満徹:ランドスケープ I (1960)
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調 Op.130
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